病気に苦しむ人々が一番訴えたいこと。
肺腺がんを患った男性(42)
「薬が一つでも多いことは、命に直結した」
海外では日々、新しい薬が誕生しています。ただ、その7割は日本では承認されていません。
男性は35歳で「肺腺がん」と診断されました。
肺腺がんを患った男性
「まさか30代にがんにかかるとは本当にショックを受けましたし、診察室で告知を受けた後は泣き崩れて」
「(Q.一番の不安は?)生まれて間もない次男が1歳だった」
子どもの成長を見守るため、男性はがん治療を始めますが、ある問題が起こります。
肺腺がんを患った男性
「薬はまだ保険診療として認められていなかった」
患っていたのは、特殊な肺腺がん。海外には治療薬があるものの、日本では未承認。そこで男性が志願したのが、この薬の治験でした。
肺腺がんを患った男性
「私の場合は、治験薬が本当によく効きまして、完全奏功という状態に至りがんが消失した」
新薬の投与で、男性は一命を取りとめましたが、共に闘っていたがん患者は。
肺腺がんを患った男性
「(新薬に)トライする前に症状が悪化。トライできずに亡くなった人も」
■「治験」のハードル高く…
なぜ、日本では、なかなか新薬が認められないのでしょうか。専門家は、2つの理由を挙げます。
大阪大学 感染制御学 忽那賢志教授
「日本は治験に参加すること自体、患者にとってハードルが高い」
新しい薬の承認に必要な臨床試験「治験」。日本は、海外に比べて参加者が集まりにくい構造にあるといいます。
大阪大学 感染制御学 忽那賢志教授
「海外に比べると日本は国民皆保険の制度があって、基本的にはほとんどの人が最善の治療を受けることができるので、治験に参加しなくても良いと思う人が多いのでは」
※続きは以下ソースをご確認下さい
2024/06/22 18:43
テレ朝news
引用元: ・世界の新薬の7割が使えない 「治験」のハードル高く…トライする前に症状悪化も [尺アジ★]
データを集めて判断するしかない
「お金が少しでも多いことは、命に直結した」
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